身体がガチガチに硬くなったり、肩こりがひどかったりして、マッサージを受けたとき、
施術後すぐは楽になっても、翌日、身体に痛みを感じることってありませんか？
今回は、
・整体での揉み返しはなぜ起きてしまう？
・整体で起こる揉み返しは果たして良い事なの？
・揉み返しと好転反応の違いとは？
・揉み返しにならないような整体とは？
・整体で揉み返しになった場合はどうすればいいの？
について解説したいと思います。
整体での揉み返しはなぜ起きてしまう？
マッサージは硬くなった筋肉をほぐしてこりを解消させることが目的ですが、
施術の刺激が強すぎると筋肉が収縮し、
筋肉痛のような痛みを起こしてしまうことがあります。
また、無理な姿勢で長時間の施術を受けることでその部分が炎症を起こす場合もあります。
これらがおもな症状として知られています。
そもそも「揉み返し」とは、整体やマッサージなどで施術を受けた際に、
筋肉にある筋膜や筋繊維が傷つき、炎症が起きている状態のことを指します。
施術の力が強すぎると、筋膜や筋繊維が損傷を起こし、炎症や内出血を起こすこともあり、
施術を受けた翌日に身体に痛みが起こることが多いです。
「揉み返し」と似た症状の「好転反応」は、
身体が正しい状態に整えられていく中で起こる症状です。
整体やマッサージを受けると、滞っていた血液やリンパの流れが良くなります。
血流が良くなると老廃物が流れ、トイレが近くなったり汗をかいたりしますが、
老廃物が排出され、身体にもいい影響を与えてくれます。
だるさや眠気を感じることが多いですが、ほとんどの場合、一晩休むとスッキリ治ります。
このように「揉み返し」と「好転反応」は、似ているように見えても全く異なるのですね。
整体で起こる揉み返しは果たして良い事なの？
揉み返しは、強い刺激が原因で筋肉が損傷を起こしている状態なので、
身体に良いことではありません。
もし、施術後に揉み返しになってしまった場合は、患部を冷やして痛みを抑えましょう。
そして、次回の施術を受ける前に相談し、施術の力を加減してもらうようにしましょう。
しかし、施術後の痛みやだるさの原因が好転反応なのであれば、
身体が回復へ向かっているしるしなので、心配しなくても大丈夫です。
両者の違いについては次項で説明しますので、参考にしてみてくださいね。
揉み返しと好転反応の違いとは？
「揉み返し」と「好転反応」は症状が似ているので、
違いが分かりづらいという方も多いと思います。
施術後の症状を比べてみると、
揉み返しでは
・施術のあと、少し時間が経ったときに痛む
・身体のこりが施術前よりひどくなる
・頭痛がする
・施術を受けた部分が熱っぽく、腫れた感じになる
などが起きやすく、
好転反応では
・身体が疲れて重だるい感じになる
・眠くなる
・全身が熱くなり、ほてる
・トイレが近くなる
などが起きやすいと言われています。
症状や体感には個人差があるので、
この症状ならこれ！と断言はできませんが、参考にしてみてくださいね。
揉み返しにならないような整体とは？
施術の際に揉み返しにならないようにするには、
先ず、施術前に相談してみるようにしましょう。
施術の際、深い部分のこりをいきなりほぐそうとしても、
身体の表面が硬いと、身体が施術を受け入れる態勢ができていないため、
身体が打ち身のような状態になり、痛みが起こりやすいと言われています。
「以前マッサージで揉み返しになったことがある」
「あまりマッサージに慣れていないので力加減は弱めにしてほしい」
など、事前に相談することで、
力加減なども配慮してもらえ、リラックスして施術を受けることができるはずです。
整体で揉み返しになった場合はどうすればいいの？
整体で揉み返しになったとき、
どうすれば良いか悩んでしまう方もいると思います。
患部が熱を持っている場合は炎症が起きているので、
先ずは氷や保冷剤などで冷やすようにしてください。
患部を冷やすことで腫れや痛みを抑え、症状を軽減させる効果が期待できます。
このとき、凍傷にならないように、氷や保冷剤をタオルで包むようにしましょう。
冷湿布を貼るのもいいですが、
長時間貼り続けるのはかぶれの原因になるので避けるようにしましょう。
また、患部を温めると炎症が悪化して痛みがひどくなるので、
入浴やサウナも控えたほうがいいです。
冷やすことで痛みがひどくなったら揉み返しではないので、
痛む部分を温めてケアしてくださいね。
整体で好転反応が起きているときは身体が休息を求めているので、
水分をしっかりとって、よく休むようにしましょう。
個人差はありますが、翌日～数日でスッキリするはずです。
まとめ：整体の揉み返しはなぜ起きる？揉み返しは良い事なの？
今回のポイントは以下の5点です。
・揉み返しは、整体やマッサージの刺激が強すぎることで筋肉が傷ついている状態を言う。
・揉み返しの痛みは筋肉や筋膜の炎症を起こしている状態のため、身体には良くない。
・揉み返しは施術前よりこりがひどくなり、好転反応は重だるい疲れを感じることが多い。
・揉み返しが心配なときは施術前に相談し、力を調整してもらうのがオススメ。
・揉み返しが起きたら氷や保冷剤などで患部を冷やすのが大事！
施術後に痛みや体調不良を感じたら、施術を受けた店舗に相談してみてくださいね。
また、我慢できないような痛みが続くようなら専門の医療機関を受診するようにしましょう。
参考URL：https://mitsuraku.jp/kiji/massagereturn-improvement-reaction
参考URL：https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000221315/blog/bidA001692170.html